一般に島唄とも呼ばれる沖縄民謡は、 祭祀の場で謡われた「おもろ(沖縄最古の歌謡集『おもろさうし』 に集められた歌謡)」や、 琉球王朝文化の中で広まった琉球古典音楽をルーツにしています。 民謡が広まったのは、「毛遊び(モーアシビ)」という風習によるところが大きいようです。 これは、大正末期から昭和初期、地域によっては戦後まで広く行なわれたもので、 男女が夜、野原や海辺に出て、唄や三線(サンシン)に興じるものです。 「毛遊び」での民謡の歌い方は、ひとつの曲にいろいろな歌詞を乗せたり、 またその逆にひとつの歌詞に好きな曲を乗せたり、あるいは民謡に自分なりの歌い方で 味付けするなど、地域によってもさまざまだったようです。 それに加えて踊りや手拍子、囃子を入れたといわれています。 たとえば、テンポの早い曲から始まって、 男性が歌えば女性が囃子を入れ、女性が歌えば男性が囃子を入れ、 こうして歌掛け(歌垣)が延々と続いたともいわれています。 沖縄の民謡は、労働歌、踊り歌、情歌、座歌に大別されます。 また、それぞれに明るさや雄大さ、あるいは哀愁を帯びたもの、優美な雰囲気のものなど、 さまざまな特徴を持っています。 ― 沖縄観光コンベンションビューローのサイトより ― このコーナーでは、生演奏と肉声を録音したものが再生できます プロの演奏家によるものではなく、沖縄の人が普段、日常に歌っているものを集めました。
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